「いちばんいけないのは            じぶんなんかだめだと                        思いこむことだよ」

野比のび太

漫画『ドラえもん』

ありきたりな言葉に感じますが、つい私たちは「自分なんかダメだ」と思い込んでしまう瞬間があります。何かに失敗したとき、うまくいかない日が続いたとき、誰かと自分を比べて落ち込んだとき…気づけば、心の中で自分を責めてしまうものです。でも、その思い込みこそが、一番いけないことなのだと、この言葉は教えてくれます。

私たちは完璧じゃなくていいし、何もかも順調にこなせなくてもいいんです。できないことやつまずくことがあるのは当たり前。それでも、そこで「自分なんか」と決めつけてしまうと、自分の中にある大切な力や可能性まで見えなくなってしまいます。

誰にだって苦手なことや、うまくできない瞬間はあります。でも、それで価値が決まるわけじゃありません。あなたがあなたでいるだけで、十分に意味があるし、存在そのものにちゃんと価値があると思います。

だから、どうか自分に厳しくしすぎず、時には「まぁ、こんな日もあるよね」と笑い飛ばして肩の力を抜いてみましょう。ほんの少しでも、自分を肯定する気持ちを持つこと。それが、また前を向く小さなきっかけになります。

もっと楽に生きていこうぜ!!!!!

引用元

藤子・F・不二雄『ドラえもん』第7巻、第11話「好きでたまらニャい」、小学館、1975年